例の声優のセロリ発言について

話題が古いですが、雨のつく女性声優(本人の宣伝になるといけないのでワードは避けますがw)

が私はセロリではない という内容を発言したことで物議を醸しました。

 

要約すると、アイドルではない、アイドル声優と呼ばれることが嫌だ という矛盾した発言でした。

 

結論から言うと、セロリです 貴方は というか、貴方方は

 

 

理由は簡単です。

 

彼女の所属するミュージックレインという芸能事務所は声事協(日本俳優連盟の様な、西田敏行さんが筆頭になって作った俳優の給与や待遇を改善する団体みたいなもの)

に加盟していません。

 

※声事協に加盟していないからといって声優でない、という事ではありません。

一旦、事務所を踏み台にして知名度を得た後にフリーになる方や、そもそも事務所も養成所も出ないフリーで活躍される方も声優です。 特に定義はありませんし、

旧来のアニメ制作などで声優としてキャスティングされ表に出てきている人が所属する事務所でも、声事協に加盟してない事務所も結構あります。

もっと言うと、アイドルや歌手のマネージメントが主な事務所の中の小さい声優担当部署もあります。

 

そういった連盟に加盟しているのをアニメ声優とするならば、この条件に当てはまらないですし、加盟してない人も多いです。

 

また、

近年では珍しくもなく正当化されていますが、メインの業種である裏方業よりも

歌って踊る事が多くなれば、当然、歌手であるのかダンサーであるのか曖昧になります。

世界で売れる韓国アイドルを手掛けたJYパークさんは、

「歌手がダンサーのように見えてはいけない」

と仰っています。

 

ベースばかり弾いている人がギタリストを名乗っても、誰もしっくり来ません。

 

◯◯パン屋という店に行って、ケーキばかり置いてあったら 誰もその店をパン屋だとは認識しません。

 

 

特に現代では、個人の時代に戻ったのでわざわざ事務所に入らなくとも、自主制作することもできますし、仕事もあります。

漫画家が分かりやすいと思います。銀魂の作者さんも漫画家志望の読者にコラムにて、上京する必要はない といったことを書いています。

 

 

題として挙げた女性声優は矛盾しながらも何故か、自分がセロリであることを嫌っているのですが、

芸能事務所も時代に負けて、今まで通りの稼ぎ方はできなくなった。職人芸から人気職として方向転換した。

フリーの人たちもまた、一つではなく、多数のプラットフォーム(tiktokとかyoutube その他、海外のサイト)が出来て、個人で作って表現できる場所が増えて便利になった。

 

双方(と、もっといろんな物)の境界線が曖昧になって、芸能に限った話ではなく、

今までは限られた肩書(銀行員、建築業とか)の中で取捨選択をしていましたが、

今後はインフルエンサー とか、ティックトッカー とか、ライバー ◯◯ブロガーの様に、稼ぎはあるが業種として認知されていない(昔からいたが、日本の認知が遅いせいで)職業が沢山います。

 

事実として、旧来の肩書を重視する方法論は形骸化してしまったのですから、

今後は見方を変えてみるとよいでしょう。